フェルミ推定の例題を解いてみた その2 「日本のシャンプーの市場規模を求めよ」
フェルミ推定の例題を解いてみた その2
またまた久しぶりの更新になります。
まだ見ていない方はその1からみてください。
では解いていきます
日本のシャンプーの市場規模を求めよ
前提確認
日本にのシャンプーの市場規模を求める。
シャンプーは世帯ごとに購入するとする。
アプローチ設定
シャンプーの市場規模=単価×年間売上個数
=単価×世帯数×購入率(ひと月あたり)×購入数
モデル化
まず、世帯数を求める。日本人口を約1億2000万人、平均世帯人数を2.5人とする。
世帯数=日本人口÷平均世帯人数=1億2000万人÷2.5人=4800万世帯
このうち、一人世帯を30%、二人世帯を30%、3人以上世帯を40%とする。
一人世帯=4800万×0.3=1440万
二人世帯=4800万×0.3=1440万
三人世帯=4800万×0.4=1920万
次に、それぞれの世帯数に応じてひと月あたりの購入率と購入数を仮定する
世帯数 1人 2人 3人以上
購入率 0.5 0.5 0.8
購入数 1 1.2 1.2
計算実行
シャンプーの単価を400円とすると、
シャンプーの市場規模=400円×(1440万×0.5×1+1440万×0.5×1.2+1920万×0.8×1.2)
=400円×(720万+864万+1843.2万)
=137億880万円
以上でシャンプーの市場規模が求められました。ここで注意してほしいのは、世帯人数や購入率、購入数などは仮定に基づいているということです。