ニコニコの上位10チャンネルの有料会員数は平均1万4千人
こんにちは
6月17日に2016年5月時点でのニコニコチャンネルの有料登録者数と上位100チャンネルの年間平均分配額が発表されました。ただそれぞれの上位チャンネルの会員数は発表されておらず少し気になったので、発表されている情報から逆算してみました。
現在発表されている情報はこちら
【上位100チャンネルの年間平均分配額】
出典:ニコニコチャンネルの有料会員数が40万突破、上位5チャンネルの平均売上1億円|ニュース|広報情報|株式会社ドワンゴ:株式会社ドワンゴ、2016年6月17日
ここで重要なのは平均年間収益受取額で、それぞれ
上位10チャンネル 6,477万3,909円
上位30チャンネル 3,891万7,143円
上位50チャンネル 2,857万7,760円
上位100チャンネル 1,857万9,311円
となっています。
この情報を元に計算していきますが、計算が面倒くさいというかたは下の結果のみご覧ください。
収益受取額を求める
チャンネルの売り上げと収益受取額の違いについて少し補足。チャンネルの売り上げは、有料会員が支払う金額(540円が多いが、864円などチャンネル主がある程度自由に設定できる)の合計。収益受取額はその内のチャンネル主が受け取る金額で、これも発表されています。
【変更後:2014年7月以降に発生する課金】
ユーザー課金収益から、事務手数料14%及びこれに対する消費税額を控除した金額のうち83%をチャンネル提供者に分配する
ちょっとわかりにくいので式としてあらわします。xをチャンネル料金とすると、
収益受取額=(x-x×0.14×1.08)×0.83=x×(1-0.14×1.08)×0.83≈0.7x
となり、チャンネル料金の約7割が収益受取額となる。 大抵のチャンネルの料金が540円となっているので今回はすべてのチャンネル料金を540円と仮定して計算します。すると、会員一人当たりの収益受取額は約380円となります。
これらの情報から計算していきます。
1月当たりの平均有料会員数を求める
上位10チャンネル、上位30チャンネル、上位50チャンネル、上位100チャンネルの平均年間収益受取額は発表されているのでそこから、
平均月間収益受取額=平均年間収益受取額÷12
1月当たりの平均有料会員数=平均月間収益受取額÷会員1人当たりの月間収益受取額
ただしここまでで求めた平均有料会員数は少しおおざっぱになっています。例えば上位30チャンネルの平均有料会員数には、上位10チャンネルの会員数も含まれており、そのため平均が高くなっています。そのため上位のチャンネルの有料会員数を引いて平均を求めます。
1月当たりの合計有料会員数=1月当たりの平均有料会員数×チャンネル数
これを用いて11位~30位、31位~50位、51位~100位のチャンネルの合計有料会員数を求め、平均有料会員数を導きだす。例えば11位~30位までの平均会員数は以下のように求めます。
11位~30位の合計有料会員数=上位30位の有料会員数-上位10位の有料会員数
11位~30位平均会員数=11位~30位の合計有料会員数÷チャンネルの数(20)
同様に31位~50位、51位~100位も求めると以下のようになります。
有料チャンネル会員数
以上で平均有料会員数が求められました。こう見てみると、トップクラスのチャンネルはとんでもない数の 有料会員がいますね。上位10チャンネルの平均が1万4000人程度なので、1位のチャンネルは2万人くらいいるのではないでしょうか?
年間収益受取額
あと、これらの結果からついでに年間収益受取額も求めてみました。
11位~30位の平均年間収益受取額=11位~30位の平均有料会員数×380円×12か月
ざっくりとした計算なので、間違いなどがありましたら指摘していただけるとうれしいです。